棒針編みで最後に行う伏せ止め。その中でも日本ではまだあまり知られていない”sewm-bind-off”の編み方を解説します。
sewm-bind-off(縫い伏せ止め)の編み方
sewm-bind-offはとっても簡単!左の針にかかっている伏せたい2目に右から綴じ針を刺して、左に1目戻って右端の目を外していくだけ!
次の段落から画像で解説します。
sewm-bind-off(縫い伏せ止め)の編み方(平編み)の場合
①編地の約3倍のところで糸を切る
伏せたい編地の約3倍のところで糸を切ります。
②綴じ針に糸を通す
まず綴じ針に通したい糸を引っ掛けて、半分に折ります。
次に糸の折った部分をしっかりとつまみ、針を外します。
つまんで平たくなった糸を綴じ針の針穴に通します。
これで簡単に糸が通せました。
③左針にかかっている右端の2目に右から糸を通す
左針にかかっている右端の2目に右から綴じ針を刺します。
そのまま引き抜いて糸を通します。
④左針にかかっている一番右端の1目に左から糸を通す
左針にかかっている一番右端の1目に左から綴じ針を刺します。
そのまま引き抜いて糸を通します。
⑤左針にかかっている一番右端の1目を針から外す
左針にかかっている一番右端の1目を左針から外します。
これで sewm-bind-off が1目編めました!
⑥続けて③~⑤を繰り返す
③~⑤を最後の目まで繰り返します。
⑦最後の目に右から左に糸を通す
最後の目は右から左に糸を通してそのまま引き抜いて完成です!
sewm-bind-off(縫い伏せ止め)の編み方(輪編みの場合)
輪編みの場合は、最後の目を綴るときに、最初の目と一緒に右から左に糸を通して、最後の目に左から右に糸を通して完成です!
sewm-bind-offのメリット・デメリット
sewm-bind-offのメリット
とにかく簡単!
sewm-bind-offはとにかく簡単!ややこしいことはなく、どんな編地でも糸の通し方が変わらないので一度覚えてしまえば頭を捻る必要がありません!
ちょっと伸びる!
sewm-bind-offはちょっと伸びる伏せ止めです。つま先から編む靴下の履き口や袖ぐりの伏せ止めに最適です。
sewm-bind-offのデメリット
糸を切らないといけない
伏せ止めを行う際に一度糸を切らないといけません。短すぎると糸始末が増えてしまうし、長すぎると糸がもったいないので、丁度いい長さで切るのが難しいです。
糸を引く手加減が難しい
縫って止める方法なので、糸を引く手加減がゆるすぎてもきつすぎても美しく仕上がりません。編地をよく観察しながら、糸を引く手加減を調節しましょう。
まとめ
sewm-bind-offいかがでしたでしょうか?
簡単に”ちょっと伸びる”伏せ止めができるので、私は最近多用しています。
もしよかったら試してみてください!!!