【蛍光灯ニット流】フェアアイルの色合わせのコツ

蛍光灯ニットの編み物

こんにちは蛍光灯ニットです。
「色合わせのコツを教えて下さい」というお声が多かったので、私なりの色合わせのコツをお伝えしたいと思います。

全体的な色の決め方

まずは編地全体の色の決め方です。
シェトランドヤーンは全216色ととにかく色数が豊富なので、どの色にしようか迷ってしまうと思います。
全体の色決めに迷ったとき、いくつか方法があるので項目別にお伝えします。

必ず使いたい色を決めてそれに合う色を探す

1つ「この色は絶対に使いたい!」という色を決めて、その色に合うもの、というテーマで色を選びましょう。3色以上の色を使う場合、奇数種類(3,5,7……)の色を使うと全体がまとまりやすくなります。

作品のテーマを決めてそれにそぐう色を探す

色合わせのヒントは生活の中に沢山落ちています。例えば商品のパッケージ、広告の色使い、外を歩いたときに目につく看板、自然の景色、昆虫や動物……など、視点を変えて世界を見てみると、さまざまな色が私達の生活の中に溢れていることに気づくでしょう。
そんな中からテーマをひとつ決めて、そのイメージに沿う色を選ぶのもひとつのやり方です。

地糸と配色糸の色の選び方

実際に編む際の地糸と配色糸の選び方のヒントをお伝えします。

色彩、明度で決める

まずは色彩、明度で分けるのが一番わかりやすく簡単なやり方です。
ざっくり説明すると、色彩とは”色の鮮やかさ”、明度とは”色の明るさ”のことです。
地糸と配色糸を、濃い色と薄い色で分けると模様がはっきり浮かび上がります。

色相で決める

少し色の上級者向けなのが色相で決める方法です。
ざっくり説明すると、色相とは赤、青、黄色、緑、紫、などの色の違いのことです。
色相環という輪で表現されることがあります。
私も色については不勉強であまり詳しくお伝えすることができないのですが、色相で決める色の組み合わせ方法はデザイン関係の本やネットの記事などを参考にしてみてください。
私は感覚でなんとなくでやっています。

編むときの色の切り替え方

5段以下を目安に色を切り替える

あくまでも私のやり方ですが、同じ色が5段以上続くとその色の印象が強くなり、グラデーションが美しく反映されません。
5段以下、できれば3段以下で色を切り替えてグラデーションを表現することが多いです。

もちろんですが、デザインによってはこの限りではありません。

地糸と配色糸を同時に変えない

地糸と配色糸を1つの段で同時に変えると、そこの切り替え部分が目立ちます。ややもするとそれは悪目立ちになって、全体としてみたときにそこだけ浮いて見えてしまうことになります。
それをデザインの1つとして取り入れるのであれば、それも一つの手ですが、綺麗なグラデーションを表現するのであれば地糸と配色糸を変えるタイミングは段を変えてからにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
編み込み模様の色合わせのコツについて、少しでも参考になれば幸いです。